2017年7月11日(火)横浜会場で行われた,消費者庁・内閣府職員安全委員会・厚生労働省・農林水産省主催の食品に関するリスクコミュニケーション「食品の安全を守る取組~農場から食卓まで~」に参加しました。
各省庁の役割の違いや取組について非常に整理された情報を提供していただきました。ただし,あくまで行政のスタンスを説明するに留まっており,実際に省令を実行する地方自治体や生産者,そして最後に食品を口にする消費者にどこまで寄り添った「リスクコミュニケーション」になっていたかは,正直なところ疑問の残る内容でした。ただその部分については行政サイドもよく分かっており,そして悩んでいることについては共有できました。
学校教育あるいは生涯教育を通して,消費者に「食品」について変化する概念を認知・理解してもらうか。元理科教員であり科学コミュニケーターである私にとっても今後の課題です。
この参加が次の機会のリスクコミュニケーションに繋げられるよう,各ステークホルダーと協調して問題に取り組んでいきたいと考えています。